雨降る1日は読書で過ごす
今日読んだのは『夫の墓には入りません』
垣谷美雨さんの作品は初めて。
タイトルとカバーのイラストからして、
明るく夫をこきおろす内容かと思っていたら…
気持ちが通じ合わない夫、
自分をないがしろにしておきながら、
浮気相手に毎月お金を振り込んでいるような人に、
ある日突然死されても悲しむこともできない。
それにひきかえ夫亡き後知り合ったカレは、
優しくて頼りがいがあって、
本当はこんな人と結婚するべきだったのではと思う夏葉子。
ところが終盤、
夫は夏葉子としか結婚したくないと親に言っていた。
浮気もしていなかった。
昔のある事件のために脅されていて夏葉子を守るために防波堤になっていた、
という事実が明るみになる。
しかも優しいと思っていたカレが女を食い物にするつまらない男だと判明。
愛する人との別れはもちろん辛いだろうけれど、
愛されていたことを死後に知る辛さはどれほどか。
小説の中では夏葉子は前を向いて生きていくようですが、
ふたりの自己開示が足りなかったであろう故の気持ちのすれ違いに
痛ましい気持ちになりました。
夕方雨があがり空にはこんな虹。
今日の3食:
朝:味噌雑炊
昼:冷やしそうめん、煮物(大根、豚肉、厚揚げ)
夕:中華風焼きそば、冷奴(オリーブオイルとレモスコをかけて)、煮物残り