謹賀新年🎍「ひこばえ」と「息子」
あけましておめでとうございます。
おせちも用意せず、お雑煮代わりの餠入りかき揚げ蕎麦で朝ごはんです。
重松清さんの作品に『ひこばえ』というのがあります。小学2年で父と離別した洋一郎。音信不通だった父の暮らすアパートの大家から遺骨の引き取りを、と連絡が入ったのは自分に孫ができるという頃。父の遺品や関わりのあった人を通してその「人となり」を見つめていく、という内容です。
ワタシには離れて暮らすひとり息子がいます。地方で大学生活を送り、もう1年ほど会っていません。その彼が明日帰省するというので、しばらくブログをお休みします。この時期に…なのですが、交通手段に長距離バスを利用しないという1点のみ約束してあとは本人まかせです。
節約のために普段は学食とアルバイト先のコンビニで頂くハイキ(期限切れで捨てられる品)で暮らしているらしい。と聞いても手作り料理を宅配便で送ったこともありません。自立のために必要な苦労です。なので滞在中は毎日好物を作ってやろうと思います。
そして「ひこばえ」と「息子」です。
昨日ブログを始めたきっかけを日記代わりに、と書きました。ではなぜ日記か⁈
自分がいなくなった時に彼にとって母の思い出になるかなと思いました(必要かどうか別として)。
家族としての温もりや経験を与えることが質的にも量的にもじゅうぶんではなかった、という思いが根底にあります。
ひこばえのように、いつか思い出したいときに思い出せるように、たどることができる何かのひとつのキッカケになればと思います。